PHP:if文:Aの場合にはこうする、Bの場合にはこうする

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if文はプログラミングの中で最も超高頻度なの構文(文法)

PHP言語に限らず、プログラミングして開発するプログラムの構成要素の中で、代表的な構文(文法のようなもの)に「if文」というものがあり、これは「条件分岐」と言われ、最も超高頻度な一番手の構文。

  • 「if(もしAの場合)」・・・Aの場合にどうしたいかを記述する
  • 「elseif(またはもしBの場合」・・・Bの場合にどうしたいかを記述する
  • 「else(上記以外のすべての場合」・・・AでもBでもない場合のすべての場合にどうしたいかを記述する

なぜ一番手か?というと、プログラムというものは、「Aの場合はこうする、Bの場合はああする」ということができるため、自動的に意図した動作・挙動・処理をさせられるから人の手を介さずとも自動化ができる。

これはWebサイトに限定されることはない。社会では多くのもの・ことにプログラムが仕込まれている。たとえば自動販売機もそう。
もしも(つまりif文)、買い手が200円を投入し、160円のジュースのボタンを押したなら、自動販売機は200円 – 160円 = 40円のお釣りを出すようにあらかじめ条件分岐のプログラムが書かれてあるからこれができる。

160円より少ないお金しか投入せずにボタンを押した場合に、「ボタンを押されたジュースを出さない」ということも条件分岐のひとつだ。
このように、社会では多くのif文が使われている。

PHPにおけるif文の書き方

PHPのif文は以下のように記述するルールとなっている。他の言語とほとんど変わらない記述内容。
※実際の記述は日本語ではありません。わかりやすくするために日本語にしています。

<?php
if (ボタンAが押されたら) {
 ジュースAを下へ落としなさい;
} elseif (ボタンBが押されたら) {
  お茶Bを下へ落としなさい;
} 
(以降、飲料の数だけ繰り返し)
} else {
  飲料は何も落とさないでください;
}
?>

[実際のコードの例]

ウェブサイトのお問い合わせフォームの姓の欄に文字を入力して送信された場合のコードの一部とする。

問い合わせフォームの姓の欄が未入力でない場合、「姓は」と「です。」の間に入力された姓を入れて表示してください、という意味になる。
仮に、ブラウザで表示させるとフォームの姓の欄に「鈴木」と入力されて送信されたとすると、

姓は鈴木です。

と表示される。

<?php
if ($REQUEST['name_sei'] != '') {
  echo '姓は' .$REQUEST['name_sei']. 'です。';
?>

if文のもうひとつの書き方(分割型)の例

以下のような書き方もできる。Web開発においては、HTMLタグの記述が多い時などに重宝する。

<?php if ( Aの場合 ) : ?>
  Aの場合に実行したいことを記述;
<?php elseif ( Bの場合 ) : ?>
  Bの場合に実行したいことを記述;
<?php else: ?>
  AとBのどちらにも当てはまらないときに表示するものを記述;
<?php endif; ?>
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